昨日はレッスンとライブの前に前々から姉に誘われていたあるコンサートへ。
横浜はみなとみらいにあるみなとみらいホールにて行われたバイオリニストの礒 絵里子さんと作曲家/ピアニストの新垣 隆さんによるデュオリサイタルを聴きに行ってきました。
人生初のクラシックのコンサート
会場はこんな感じで天井の高ーいホール。そこにピアノがポツンと置いてありました。
時間になりお二人が登場しささっと1曲目を演奏。大観衆の拍手が会場に響き渡りました。会場は超満員。
ポロンポロンとバイオリンのチューニング、ポーンとピアノのA音が響き数秒間の無音(結構な緊張感でしたw)の後、礒さんの呼吸とともに演奏がスタート。第一印象はバイオリンってこんなに太いくて甘い音色なの?とビックリしました。先日のJesse Van Rullerのライブでも同じ、一流の人ってすごく一音が綺麗。音色の持つ重要性/魔力に改めて気づかされる毎日です。
数秒後には目の前で発せられている電気を一切通さない生の音での演奏の持つ魅力に取り付かれていました。
レッスンが入っていたのでコンサートの前半部と後半部の頭までしか聞くことができなかったのですが、がっつり楽しめました^ ^
とことん優しい音色
プログラムの3曲目であり前半部最後の曲はグリーグのヴァイオリン・ソナタ第3番:ハ長調 op.45の第2楽章 アレグレット・エクフプレッシーヴォ・アラ・ロマンツァの新垣さんのイントロのピアノ演奏が本当に良かった。新垣さんの音色はどこかサブトーンのかかったサックスのようなとてもふくよかで甘い音色でくっきりと輪郭が出てくるというよりふんわりしたどこか流動的なサウンドでかなり好みでした。ゴーストライター騒動で話題の人となりましたがやっぱりすごい方でした。
即興演奏
前半部が終わり20分の休憩。もうあと残り30分程経ったらレッスンに向かおうと思っていたのでそろそろ会場を出ようかと思いつつふとプログラムを眺めていると…
「新垣隆による即興」といった項目があることに気づきました(笑)
現代音楽家でもある新垣さんのソロピアノインプロが聴けるとは…もう少しギリギリまで粘ることを決意した結果、後半部のインプロとその後の新垣さん作曲のロンドという曲までを聴くことができました。新垣さんのインプロピアノソロはどこかKeith Jarrettのような叙情的サウンドでインプロ演奏の中盤部分にはゴキブリ退治のCMの曲(現代音楽風な無調の曲)が挿入されていたようでした。私は普段TVをあまり見る機会が無い為そのCM曲には気づけませんでしたが会場では大ウケでした(笑)
続く新垣氏作曲の「ロンド」は周回的要素(←これは私の感覚です)を意味する言葉とのお二人の説明が入って有名な曲だと「白鳥の湖」とのお話がありました。
(曲ごとの解説を入れてくれるのはクラシック音楽初心者の私には大変助かりましたw)
ここでネットにあったロンドの解説を引っ張っみると…
ロンド(rondo)
主題が、異なった楽想の挿入部を挟んで何度か繰り返される形式の楽曲。ソナタや協奏曲の終楽章などに用いられる。回旋曲。
とあります。
ジャズ的な解釈ですとモチーフ展開といったところでしょうか?この曲も素晴らしかったです。
やはり音楽は楽しいものですね^ ^
今回が人生初のクラッシックのコンサートとなりましたが、率直な感想はまた行きたい!の一言。クラッシック音楽にももっとアンテナを張っていこうと思った永井さんなのでありました。
Cheers.
礒 絵里子さん×新垣 隆さんによるデュオアルバム
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