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視唱の練習という究極の教則本の活用方法

  • 公開日 2020/05/20

私事ですがギターの練習が日に日に基本的なモノのみをピックアップしていく傾向にありまして…。

個人的に考える音楽的な基本要項とは、テンポ/リズム 構成音の理解 音感と様々あるんですが、なかでも、耳を鍛える事に対してとことんトレーニングをしているんです。

個人的に練習では教則本の類はまず使わないのですが、最近になって再会したある教則本にじっくり浸かって「これ、本当に良い教則本だ!」と気づきがありました。

今回はその教則本を簡単にご紹介しつつ個人的にどのように練習をするのか?についても書き綴ってみたいと思います。

ソルフェージュって?

まずは「視唱の練習」を包括するソルフェージュについてお話をしたいと思います。

個人的にソルフェージュと言っても「イヤトレ的なものでしょ?」といった感じでおりましたが、厳密にはどのように定義されるのか気になったので調べてみました。

Wikipediaには以下のようにあります。

ソルフェージュ(フランス語: solfège)とは西洋音楽の学習において楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のことである。類義語にリトミックがあり、どちらも広い意味においては音楽を学ぶ者すべてがその専門にかかわらず修めるべき基礎訓練全般を指すが、リトミックは体の動きと音とを結びつけたリズムを中心とした訓練を指すのに対し、ソルフェージュは楽譜を中心とした音楽理論を実際の音に結びつける訓練を指す。これらの訓練を通じて得られる能力、特に読譜能力はソルフェージュ能力と呼ばれる。

Wikipediaからのソルフェージュ引用文の最後に「特に読譜能力はソルフェージュ能力と呼ばれる。」とありますが、個人的にも初見演奏(Sight Reading)に対するコンプレックスからソルフェージュに興味を持ち、さらにソルフェージュの中でも「視唱」と呼ばれる「初見演奏」に特化した分野が存在することを知りました。

音楽大学でも卒業していれば必修科目なんでしょうけど、個人的な最終学歴は「音楽専門学校中退」というなんとも残念なものです…(笑)

もちろん音楽専門学校時代にはイヤートレーニングなる聴音の科目がありました。

当時、関東圏唯一のバークリー音楽大学提携の音楽専門学校だったので、内容としてはバークリー音楽大学と類似するものだったようです。
(単位もそのままバークリー音楽大学へもっていけるようでした)

音楽専門学生当時の私にとって「イヤートレーニング」ほど大変な科目はありませんでした。すごーくコンプレックスでしたねー。

これは独自に練習方々を考えて自分を律していかないとならん!と、よく考えると当時から自分なりに解決策を考えていたりしていましたね(笑)

そこで出会ったのが今回の記事にてフューチャーした視唱の練習 -和声感の育成をかねて-と、音大声楽科の定番教材であるコールユーブンゲンなる教材です。

究極の教則本?!「視唱の練習」活用法

では視唱の練習を使った和声感のトレーニング方法を独自に考察してみたので紹介します。

もちろん教則本の序盤にしっかりと練習のガイドラインが掲載されています。

1. 焦らずじっくり取り組む事

何事もその通りなんですが「焦らずじっくり取り組む」のが大切です。
視唱の練習の教則本内には各Keyで数個のメロディーが用意されていて、それを指定されたコードを演奏しながら歌う練習が用意されています。

次の視唱課題へ移る水準をめちゃくちゃ高く持つことで本当に使える能力がつきはじめる印象です。

2. 一つの音の上で何度もコードを演奏して歌う

先ほど視唱の練習教則本には、メロディーが用意されているとお話ししましたが”メロディーを歌えるようにする”だけでなく、メロディーの出だしの音が想像できたり、メロディーの跳躍(音程)が想像できたりするようになるまで練習するようにします。

一つの小さなトピックに注目し続けるように練習をしてみると良いです。

3. 完全にコードが聞こえるようにする

視唱の練習教則本内に用意された課題のメロディーを歌う際に、歌っているメロディーの後ろでコードが聞こえるようになるまで一つの課題を練習します。

聞こえるようになって歌えるまではテンポもリズムも付けないようにして練習することで習得しやすくなるでしょう。、

上記の練習方法は視唱の練習教則本を用いなくても、曲集などを使って独自に練習することが可能ですが視唱の練習の教則本を使う事でわかりやすい形で様々なKeyを練習することが可能です。

“和声感”は何のために鍛えるのか?

視唱の練習の教則本と、じーーーっくり付き合っていくうちに先ほどから登場している和声感は、何のために必要な要素なのか?も答えが見えてきました。

和声感を鍛えることで、演奏の安定感が増すのは言うまでもないでしょう。
ギターは「フレット」という概念が存在するのであまりいにする方が少ないようですが、ヴァイオリンをはじめとする弦楽器には「フレット」という概念は存在せず、手の感覚(触感)と耳の感覚(音感)にて音を捉えながら演奏/練習する必要があるでしょう。

そのためクラシック楽器をマスターする上で欠かせない要素といえます。

「和声感」はクラシックに留まらず即興演奏でもこのスキルを活かすことが可能です。

即興演奏の中でもアッパー・ストラクチャー・トライアドをはじめとするベーシックな和声に対して異なる和声による着色を試みた演出の際には必須となるでしょう。

アッパー・ストラクチャー・トライアドによる演奏方法の情報は沢山あるのですが、それを真から自分の音楽にするには和声感を自分の中に培う必要があります。

ここってなかなか語られていないような気がするので、ここでコッソリお伝えしておきますね(笑)

地味な練習を続ける修行僧のような日々のおかげで、和声感トレーニングやリズム/テンポのトレーニングなどの「実践的なソルフェージュ」を徐々にカリキュラム化することができてきました。

「練習方法を詳しく知りたい!」「限界を突破したい!!」って方はギター・レッスンをご受講ください(笑)