こんばんは。
Joe Passのアドリブを徹底分析する放送に続いて、先日はCharlie Parkerのアドリブ・ソロを徹底分析する放送をしました。
チャーリーパーカーはあるフレームワーク
両方の放送をご覧いただくと、Joe PassはCharlie Parkerからジャズ・アドリブを学んだと言われているだけあってか、両者共に似たような言語をフレームワークとしてアドリブを作っているのがお分かり頂けるかと思います。
「とにかくジャズ・アドリブの初心者で”ジャズっぽい”フレージングによるアドリブを構築したいです!」って方には間違いなくCharlie Parkerのトランスクライブをお勧めします。
ここでいうトランスクライブとは、アドリブ・ソロのコピーを耳で採譜して同じテンポ、同じニュアンスで演奏することを指しています。
要は耳コピして、聴きまくって、ニュアンスまで練習してこそ完コピーだよね!ってことです。
パーカーのフレーズ分析
というわけで先日のチャーリー・パーカー・アドリブ分析放送ではしっかりとした譜面情報からパーカーのアドリブ・フレームワークを紐解いています。
とりあえず耳コピは大変!って方にはおすすめの内容です。(この教材の利点は音取り作業とフレーズ分析は私が代行しているような感じ…かな)
講義のアーカイブ・ビデオは明日(2019年11月7日)までオンライン・サロンの会員ページよりダウンロードが可能です。
ファイルの内容は約50分ほどの講義ビデオと講義用教材譜面、さらには私が放送中行った分析譜面をそのまま教材ファイルとしておつけしています。
オンライン・サロン会員にならずとも単品で教材としても販売しているのでご興味のある方は是非以下のリンク画像よりよろしくお願いします。
ここまで話してきたフレージングの分析ですが、単に分析ばかりしていてもその奥にある確信には迫れません。
(かといってジャズ・アドリブのフレームワークの作り方は最低限理解したいところですが…)
アドリブ・フレームワークの次なるジャズ・アドリブ練習のポイントは「ニュアンスを真似る」「息遣いを真似る」こと。
残念ですが高度な音楽理論ばかり探究するあまり、最も大切な発音法に目が行かない方を多く見かける今日この頃です。
(ちなみにMike Moreno師匠は常にこれを考えています)
次回はニュアンス編
というわけで、永井義朗ジャズ・オンライン・サロンの次回講義は「サックスの雰囲気を如何にしてギターで真似るか?」といったトピックスをお送りします。
会員専用生放送はYouTubeを利用してのストリーミングとなりますが、アーカイブ・ビデオはYouTube上ではなくサーバー上にて限定公開していますので、実際の録音をリスニングしつつ講義することも抵抗なくいけそうです。
これからますます良い内容をお届けできるように工夫しつつ改善していこうと思います。