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ジャズベーシストPetros Klampanisの音楽

petros-klampanis,minor-dispute,gilad-hekselman
  • 公開日 2017/08/26
  • 最終更新日 2017/08/27

こんばんは。

偉大なるジャズギターリストのJohn Abercrombie氏が8月22日に心不全のため亡くなられたそうですね。
個人的に一時かなり演奏を追いかけた時期があって、今もJohn Abercrombie氏の美しい音楽のファンであります。

John Abercrombie氏の残した遺産は永遠です。

John-Abercrombie

R.I.P Mr. John Abercrombie

生徒さんに借りたCDが良かった件

皆さんPetros Klampanisというギリシャ出身のベーシストを皆さんはご存知ですか?

Petros-Klampanis

Petros Klampanis

私は以前
Gilad HekselmanがPetros Klampanisのグループで演奏をしている動画をSNSにシェアした事がありまして、その時にPetros Klampanisの存在を知りました。

Petros Klampanis Group / Little Blue Sun

実際にCDを手にしてみることは無かったのですが、先日Gilad Hekselmanが好きな生徒さんにPetros KlampanisのCDをお借りしてリスニングしたところ…。

「こ、これは良き音楽!」

となりまして、ブログを更新させていただいております(笑)

(ありがとう!Jくん!)

エスニックな香り

Petros Klampanisがギリシャ出身ということもあり、中東の香りを旋律から感じる事が多い1枚です。
時に情熱的に、時に叙情的に。日本の音楽観ともクロスオーバーするポイントもちらほらです。

全体的に難解なイメージは無く、とても聴きやすい音楽となっています。

個人的にこういったタイプの楽曲はGilad Hekselmanの得意とする分野といった感じ。Gilad Hekselmanは音楽を大変美しく表現する特に表現力の高いアーティストだと思います。

豪華な参加ミュージシャン

Petros Klampanisのオリジナルアルバム2作目となるMinor DisputeにはギターにGilad Hekselmanが参加し、ピアノにはフランスのJean-Michel Pilcが参加しています。

収録曲は全7曲で、4曲目がGilad Hekselman、6曲目がTom Jobim、7曲目がギリシャのトラディショナル。他はPetros Klampanisのオリジナルとなっています。

1. Minor Dispute
2. Monkey Business
3. Lily’s Promenade
4. March Of The Sad Ones
5. Ferry Frenzy
6. Luiza
7. Thalassaki

全ての楽曲において疾走感もものすごいものがあります。
特にM5のFerry Frenzyは疾走感のあるビートの中、雄大なノリのベースとピアノがさらなる疾走感を生む楽曲。こういったノリはAri Hoenigのグループの楽曲を思い起こさせます。叙情的で壮大な感じも通ずるものがありますね。

Petros Klampanis名義のアルバムですがGilad Hekselman目的で聞いてみるのにもオススメの1枚です。

Cheers.