こんばんは。
相変わらずの雨模様ですね。
ふと今日のお昼のニュースで”としまえん”の映像が流れて、
雨空の下、水着でラーメンをすする男子グループの映像を目にしました。
そんな事もあってか、秋の始まりと錯覚している永井です。
さて、そんな夏の終わりであったり、春の始まりであったりとなんとも中途半端な季節が個人的に好きなのですが、
そんな季節にピッタリだなぁ〜と聴くたびに思う一枚を本日はご紹介したいと思います。
ジョニ・ミッチェルの名盤
Blueはカナダを代表するシンガーソングライターであるジョニ・ミッチェルによる通算4枚目のアルバム。製作年数は1971年です。
ローリング・ストーン誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」(2003年版)において30位にランクされた一枚でもあります。
印象的なジャケットデザインはゲイリー・バーデンによるもの。
写真はかつて子役として活躍したティム・コンシダインが撮影したそうです。
ジョニ・ミッチェルが作曲した牧歌的でいて叙情的な雰囲気の楽曲は、どことなく懐かしく、心に染み入ります。
そういった点では、マリア・シュナイダー・オーケストラのアルバムの雰囲気にも近いものを感じます。
挑戦的なアルバム「ミンガス」
ジョニ・ミッチェルは1979年に意欲的な作品を残しています。
ジャズベースの巨匠、チャールズミンガスに捧げたアルバム「ミンガス」です。どことなくジャズシンガーアルバムのような雰囲気を感じさせる一枚です。
このアルバムは初めミンガスとの共作でプロジェクトが進んでいましたが、途中からジョニ・ミッチェルの方針転換により、ジャコ・パストリアスをベーシストに起用しているようです。
さらにはハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ピーター・アースキンなど名だたるメンバーが参加しアルバムは製作されました。
曲間ではミンガスの肉声が収録され、ミンガスの遺作のような印象も強い一枚です。
(ミンガスは1979年1月5日に他界。このアルバムの完成を知る事なくこの世を去っています。)
ハービーハンコックによるトリビュートアルバム
ハービーハンコックは2006年にジョニ・ミッチェルのトリビュートアルバムであるRiver: The Joni Lettersをリリースしています。
ノラ・ジョーンズやジョニ・ミッチェル本人も参加した名盤です。
ハービー・ハンコックの演奏する「A Case Of You」は楽曲の雰囲気もあってか、どことなくキース・ジャレットを彷彿させる演奏となっています。とても良い演奏ですので、耳にされたことの無い方は1度耳にされる事をお勧めしておきます。
(ヨーロピアンカルテットのキース・ジャレットによるCountryに近いものを感じます)
余談ですが、イギリスのジェイムス・ブレイクのカバーをきっかけに私はジョニ・ミッチェルを聞くようになりました。
ここに貼り付けておきますのでご興味のある方は聞いてみてください。良い感じです。
さて、本日はここまで。
また気分でアルバムやアーティストについて綴ってみようと思います。
Cheers.