本日より新しいジャズギタートランスクリプションの販売を開始しました。
最近はJesse Van Rullerさん漬け状態の永井さんというわけで、またしてもJesse Van Rullerさんのトランスクリプションでございます(笑)
Jesse Van Rullerのデビュー作から
本日アップしたのはJesse Van Rullerさんのデビュー作である「Europian Quintet」に収録された「I’ll Be Seeing You」です。
ここでデビュー作におけるギターソロに手を出したかといいますと…。
最近トランスクライブとアナライズをしてきた作品は2000年初期のものがメインで、データとしても活動初期のデータが欲しくなってきたからなんです。
というわけで今回ピックアップしている「Europian Quintet」は1996年の録音なんで貴重な90年代の作品ですね。
Jesse Van Rullerさん名義のアルバムでは「Herbs, Fruits, Balms And Spices」というなんとも健康的なタイトルの2nd作が98年にリリースされています。
また参加盤としては99年にイギリス生まれのサクソフォニストであるBenjamin Hermanの「Get In」に参加していますね。
またBenjamin HermanとはヒップホップグループのPete Philly & Perquisiteの「Mindstate」というアルバムにも参加しています。面白そうなんですが、これは2005年リリース作品なんで鑑賞程度に留めておこうと思います。
ジャズギターリストとHip-Hop
そういえば、90年代ヒップホップシーンの代表格である「A Tribe Called Queast」のQ-tipのアルバムにもKurt RosenwinkelやMark TurnerやMike Morenoが参加したりしていましたね。その盤もこの年代のリリースだったかと思います。(リアルタイムで見つけて興奮してた記憶があります。笑)
Q-tipはKurt Rosenwinkelの意欲作である「Heartcore」をプロデュースしてたりもしてます。
ミュージシャンとして「ジャズ」って箱に閉じこもってない姿勢は個人的にとても好印象です。やっぱり可能性は広げていかないと…。
話が脱線しましたね(笑)
今回のトランスクリプションもしっかり丁寧に仕上げてあります。是非下の動画で確認してみてください。
Jesse Van Rullerによる「I’ll Be Seeing You」のギターソロのトランスクリプションは下記のリンクからご購入いただけます。
トランスクライブしての感想
ざっくりですが、Jesse Van Rullerさんによる「I’ll be Seeing You」のギターソロのトランスクライブをしてみて感じた事を綴っておきたいと思います。
まずワイドに指板を活用する演奏スタイルはこの頃から確認できましたね。
シングルラインのソロへの和音の挿入などは2000年以後の方が発展してくる印象です。
といっても「Europian Quintet」から「Live at Murphy’s Law」もなんだかんだで10年違いますからね。そりゃスタイルも変わりますわ(笑)
それでは、また。