こんばんは。
さて、突然ですが皆さんに質問です。
皆さんはアドリブを演奏出来るようにと試みてトライアドの練習をしたことはありますか?
トライアドを中枢としたアドリブ演奏の確立はトライアドという音型がシンプルな分、大変奥が深く緻密で丁寧な練習が大切となります。
その分、根気も労力も時間も必要となります…!
「時間がない中の練習、少しでも効率よくギターを練習したい!」
「労力に見合った結果が得られない…。やる気喪失!」
「何を練習したらいいのかわからない!」
「アドリブのフレージングが毎回同じ内容だ…」
「コンテンポラリーなアドリブ演奏法を取り入れたいが検討がつかない」
このようなお悩みを抱えている方に朗報です!!
ギターでトライアドを練習する上で、最も良いと編み出した概念を露呈した教則本「トライアドエクササイズ 基礎力強化編」の続編となる「トライアドエクササイズ 応用実践編」がリリースされました。
接続を想定してのトライアド学習
ジャズをはじめとするアドリブの演奏にはコード進行があります。
モーダルな楽曲(一発もの)の場合にはコード進行感への配慮はそこまで重要では無いのですが、ジャズ的なアプローチではコード感を重視します。
コード感を端的に表現できるトライアドはコード感の演出に持ってこいの音型です。
演奏の骨格となるトライアドにテンションと定義する2度、4度、6度、7度を混ぜ合わせることで中身のある演出が可能となります。
このような概念は過去に私のYouTube動画でもお話ししてきました。
コードトーン丸暗記な練習は効率が悪い…?!
よくコードトーンとしてトライアドに7度を挿入した形でフォームを丸暗記する練習を目にしますが、これは正直お勧めできません。
制約が多い楽器であるギターは、指板上でのフィンガリングの動きに方向のルールを設けて演奏論を確立することが大変重要となると考えるためです。
そのためトライアドの方向性が定義できて「次はこのフォームで演奏するべき!」と、ある程度予測した上で、7度などの効果としての役割となるテンションノートを挿入するといった順序で演奏されるべきだからです。
7度の表れ方は基本的な和声の骨格となるトライアドの接続次第で変化する
トライアドのフィンガリングモーション
前作の「トライアドエクササイズ 基礎力強化編」ではトライアドのフィンガリングモーションを、私なりのアイデアで水平と垂直の2つに分類することで、ギターにおけるトライアド演奏の基本的な構築法をご紹介して参りました。
「トライアドエクササイズ 応用実践編」では2種類以上のトライアドをポジションプレイ(1つのポジションエリアで演奏すること)のふるいにかけトライアドの動きを研究しつつ、「接続」を意識することにより実践的なメカニズムを作り上げる一冊となっています。
スケールの暗記は全く必要ないです
フォーミングの定義と共にトライアドを深く学ぶことにより、「このフォームの場合は2度はここだ!7度はこのフィンガリングがベスト!」といった形で周辺音のフィンガリングを理解するようになります。
そうなれば締めたもの。4音音型のコードトーンをはじめとするテトラッド、5音音型のペンタトニックスケール、6音のヘクサトニックスケール、7音のヘプタトニックスケールはあなたの気分で切り替えることができ、演奏の幅が大幅に広がることでしょう。
トライアドをマスターするのはなかなかの道のりですが上記が私のプロセスです。根本のトライアドから演奏の骨格を固めていき、じわじわーっと向上します。そして、結果的に丸暗記では手に入れることのできない絶対的な表現力と演奏の可能性を手にすることでしょう!
スケールのポジションを覚えるだけの練習は避けるようにする
自信を持ってオススメできる教則本シリーズです^^
Cheers.