皆さんこんばんは。
10月に入ってから黄昏ることの多くなった永井です。
最近ギターの練習を少しづつ再開している永井なのですが、リハビリ的な練習としてチャーリーパーカーのトランスクライブをしています。
というわけで本日はトランスクライブについて。
トランスクライブ。
英語ではtranscribeと書きます。
オンライン辞書サービスWeblioにはこのようにあります。
ジャズ音楽でよく耳にするトランスクライブは<b>にある〈…を〉〔速記・録音などから〕(普通の文字に直して)転写するといった意味合いで使われます。
日本でのコピーするって感じのニュアンスです。
重要なトランスクライブの解釈
トランスクライブは文字通り譜面にアーティストのアドリブソロを書き起こしたりすることを指すのですが、それだけがトランスクライブではありません。
重要なのはそこから先。
書き起こしたアーティストのアドリブソロ/フレーズをニュアンスやタイミング・音色まで徹底的に真似するところまでを指します。(個人的な解釈なので必ずしも一般的な解釈とは言えませんが)
とことん付き合う
書き起こした譜面を音源とそっくりに弾きあげられるように演奏の練習をします。
何度もリスニングをしアドリブソロをコピーして書き上げた譜面にペンで言葉を使ってニュアンスのマークをしていくと良いと思います。
さらに空でそのアドリブソロを歌えるように覚えます。(というかこの練習をすれば嫌でも覚えますw)
同時に対象としている曲の学習をするのも良いと思います。オリジナルのソングフォームにアレンジングを加えているのか?
そもそも対象としている曲のオリジナルなコード進行は自分の持っているFake Bookであっているのか?
いろいろと比較してみましょう。
ここまで約1〜2か月を使います。
そうなんです!トランスクライブ(アドリブソロのコピー)はただの書面上の転写ではなくその全てを真似るという素晴らしき練習なんです。(…と同時に忍耐も必要としますw)
トランスクライブに取り組む前の注意
先ほども述べたようにアドリブソロのトランスクライブ(コピー)は莫大な時間と労力を必要とします!
トランスクライブに取り組む際は本当に気に入ったものをトランスクライブするようにしましょう^^
コピー譜面を使っても…?
「コピー譜面を使ってもいいのでは??」
そんな声も聞こえてきそうですが、僕個人としてはアドリブコピー譜面を購入して練習として使うよりも自分がトランスクライブしてみた譜面と答え合わせをするような感覚で比較する為に使ってみると良いと思います。
その練習法をおすすめする理由としては自分の力でアドリブソロをトランスクライブするとソロの音を覚えるという点。
先ほども述べましたが音やニュアンスを覚えるのはとても貴重な練習になります!!
アソリブのコピーから得られるもの
トランスクライブで得られるのはニュアンスを表現する為のテクニックとアドリブの組み立て方などの知識のみです。
フレーズを真似るということをよく耳にしますが、個人的にはお勧めしません!
今回はトランスクライブについて綴ってきました。
冒頭にも述べましたが、最近の永井はチャーリーパーカーの曲のテーマやソロをトランスクライブするのにハマっているんです。
温故知新。昔の流れをリスペクトしていこうという姿勢です。
ちなみに…
パーカーの採譜されたソロの正確さでいったらハルレオナルド社からリリースされているこの本がお勧めです^^
Charlie Parker Omnibook: For C Instruments. (Treble Clef Version)
トランスクライブのお供にもってこいの一冊です。
(ほ、本当は耳でコピーするのが一番ですよw)
今日も皆さんに感謝!
Cheers.