こんばんは。
先日のギターレッスンにてモチーフの学習に取り組んでいるS君の為に、数年ぶり改めてジムホールのギターソロをトランスクリプションしアナライズをしてみました。
今となっては貴重な2冊です
建築的なジムホールのギターソロ
今回題材としたのは、Concierto(邦題:「アランフェス協奏曲」)に収録されているYou’d Be So Nice to Come Home Toのソロです。このテイクはかなり有名かと思うのでご存知の方も多いかと思います。
Conciertoに収録されているYou’d Be So Nice to Come Home Toのソロは本当に計算されているようなラインばかりです。
ビバップなジャズギターを学ぶならJoe Passの「 For Django」、コンテンポラリーで建設的なソロを学ぶならJim Hallの「Concierto」といった形で今はスタイルとアーティストの録音を整理している感じです。
(ちなみにアッパーストラクチャートライアドの序章を学ぶならKurt Rosenwinkelの「Intuit」ですね。笑)
Joe Pass / For Django
Jim Hall / Concierto
Kurt Rosenwinkel / Intuit
アナライズの視点
先日のレッスンではJim Hallが何を考えてジャズアドリブ演奏を構築しているのかを明らかにすべく、アナライズの方法も交えて解説してみましたが考えを細分化していきすぎたので混乱していないと良いのだけれど…(笑)
その気になるアナライズの視点ですがインターバル、リズム、音型の3点がキーテーマとなります。
要はどのような素材を、どのような運用法で演奏しているのか?ということです。
そこを理解することが最も有益なアナライズの方法です。
間違ってもコードに対して垂直に度数を記すことのないようにしてくださいね!!笑
Cheers.