こんばんは。
月曜・火曜はお休みをいただき、眺めの良いところで過ごさせてもらいました。
モネの絵画
火曜日はなんとなく横浜美術館で開催されている「モネ それからの100年」展へ。
絵画を美術館で観覧するのは久しぶりでしたが、とても良い刺激を受けました。
「モネ それからの100年」展ではクロード・モネの作品を中心に関連のある作品が数多く展示されていて中でも目を引いたのがルイ・カーヌの「睡蓮」です。(モネの作品じゃないのね。笑)
ルイ・カーヌの「睡蓮」は9枚の同じ絵をある「モチーフ」を軸に微妙に変化させて書き上げている作品です。
これを目にした瞬間、どことなくJim Hallさんのジャズギタースタイルを連想しました。
皆さんご存知かと思いますが、一つの音形を起点に微妙な変化を加えて演出するモチーフ奏法をパーソナルとするJim Hallさんのジャズギター ・スタイルは多くのコンテンポラリー・ジャズギターリストへ影響を与えました。
Lage Lundさんもモチーフの発展スタイルによる演奏に長けたジャズギターリストですね。
Dedications & Inspirations
Jim Hallさんの1993年の作品「Dedications & Inspirations」は、自身の影響を受けたものや人物に捧げた作品となっています。
Dedications & Inspirationsは12曲中3曲がジョアン・ミロクロード・モネアンリ・マティスの3人の画家へ捧げた作品となっています。
ここにJim Hallさんの教則ビデオである「Jazz Guitar Master Class」第二巻でのPossibilities of Solo Guitarセクションにて収録されたMiróを貼り付けておきます。
Jim Hallさんはジャズギターリストでありながら他の楽器の奏法研究をしたりトランスクライブをしたりなど、ギターの可能性を拡張することを探求していました。
またJim Hallさんは絵画をはじめ、小説漫画映画など他の芸術に触れることを薦めています。
機械的なフィジカル練習ばかりで芸術性を埋没させないように感性を磨く時間をバランスよく持つようにしたいですね^^
それでは、また。