こんばんは。
新しいJesse Van Rullerさんのトランスクリプションを本日公開しました。
若かりし頃の貴重なブルースの演奏
今回はドラマーのClarence Pennさんのオリジナル楽曲である「Blues For Paris」でのJesse Van Rullerさんのギターソロを耳コピーしてみました。
「Blues For Paris」はCharlie Parkerの「Blues For Alice」と類似したコードの進行となっており、ブルースという体型をかなり細分化した進行となっています。
トランスクライブの回数を重ねる度にJesse Van Rullerさんの演奏スタイルが紐解けている自分に感激したので今回のトランスクライブ作業は前回よりも楽しんで取り組めた印象。
そんなこともあってか今回のトランスクリプションはコードなども正確度が高いと思います。
Jesse Van Rullerさんは結構オーソドックスなブロックコードを積んでいますね。
つい先日までLage Lundさんのトランスクライブとアナライズばかりしていたので、オーソドックスなコードの感覚を忘れていた自分がいる事に気付きました(笑)
採譜してみてまず思ったのは実に美味しいアナライズソースだということ。
2001年の脂の乗った若かりしJesse Van Rullerさん、しかもブルースの演奏なんて…!!
譜面の訂正をしている時点でかなり美味しいトライアドが確認できたので今から楽しみです。
コピー譜面は以下のリンクにて販売しております。サンプルの無料譜面もあるので気になる方はアクセスしてみてください。
トランスクリプションギター教材販売
今回トランスクライブした楽曲が収録されているのはClemence Pennさんの「Play-Penn」です。
過去にブログで詳しいデータは綴ったことがあるのでそちらも参照してもらえると嬉しいです。
今のところ理解した演奏の傾向
Jesse Van Rullerさんの演奏に対してはほぼ知識ゼロの状態でしたが、数曲トランスクライブしてアナライズをしてみて掴めたことが数点あります。
いくつか気付いた点はあるのですが、中でも大きな気づきとしてはトライアドの使い手であること。
Jesse Van Rullerさんの演奏はとてもスピーディーでスケールライクにギターソロを作り上げる方なのかな?と想像しておりましたが、しっかりとトライアドを混ぜ込んだソロを展開してきます。
しかも裏コードとしてドミナントにブレンドしてくるある法則に最近気付いちゃいました。
知りたい方は本日公開したJesse Van Rullerさんのジャズギター・スタイル分析ブログ記事をご確認ください。(といっても無料でなく有料ですが。笑)
Jesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第8回
知識をつけて極めたい人はどんどん成長できる時代なんて、とっても良い時代になったものです。
教育者としてそんな歯車の一員になりたいと思う永井さんなのでした。
それでは、また。