皆さん、こんばんは。 自宅でのギターレッスンもスタートさせるべく引越し先の物件を最近何かとチェックしている永井さんです。
本日のブログは最近のレッスンでも取り上げることの多い演奏論のトピックを。
手グセがいけない?!そんなことなーい!!
皆さん手グセフレーズってありますか?
「このフレーズこのタイミングでついつい弾いちゃうんだよなぁ〜^^;」
とか
「毎回同じこと弾いちゃうなぁ〜^^;」
とか
そんなこと思った経験はありませんか?ジャズだってロックだってアドリブ演奏は基本的に会話の様なものです。(私はそう思っています)
私たち日本人は日本で日本語を使い日常的な会話を毎日そつなくこなしていますがアドリブ演奏もそれと同じ様な感覚です。
同じ芸術でも絵画には時間軸という概念(表現する瞬間という意味での)は表現上あまり重視されることはありませんが、音楽という芸術には会話と同じ様な時間軸が芸術的表現に大きな影響力を与えます。
この時間軸の観点は特に音楽の演奏と会話は近い物と感じる重要な要素だと個人的には思います。
アドリブ演奏は瞬発性を要する
私たちが日々母国語で雑談的な会話をする時はいちいち先の内容を考えて単語を選んで会話をすることは少ないと思います。言葉のニュアンスなどはその時の雰囲気に任せることが多くないですか?
音楽でのアドリブも会話と同じ様に考えてみると。。 考えないで弾く(しゃべる)ということは
まず手グセで弾ける何かが構築されるべきなんです。 そして、まずはそれを練習する。
考えないで弾けるリック(手グセフレーズ)がストックされていくと演奏中に他のものへ意識を向かせることができるんです。周りの音、手グセフレーズまでの道のり、雰囲気の表現などなど…。その余裕のなかでアドリブをする。これがアドリブ(日常会話的な)をすると私は思っています^^手グセはその時の雰囲気に合わせて変化する名詞の基本型と考えることができますよね^^
例えば…
親しい友人には「ありがとう」
目上の方には丁寧な雰囲気の「ありがとうございます」
ちょっとチャラつかせる場合は「あっりがと〜ん」(個人的には使いませんが…笑)
手グセでもリズム、音の増減、前後のつながり、インターバルなどを工夫する事で全く違った言い回しにできます。余裕のある演奏が出来ればそこまで感じる/考慮する余裕が出てきます。
単語(手グセ)をつなげる
単語をつなげて会話にするためにはまず接続を意識してしゃべることが必要になります。アドリブも同じでアイデア(単語)を接続してフレーズとしていきます。演奏のコンセプト100人いれば100通りのコンセプトが生まれます。そのコンセプトを繋げる感覚を養うことが何よりも先決で。単語をいくら覚えても繋がりが悪いと時間と労力の無駄になりかねません。。そういった理由で私のジャズやロックのアドリブ演奏のレッスンではフレーズの接続法と決まったフレーズをスポットに置くトレーニングを初めに集中的に取り組むようになっています^^
音を繋ぐ感覚や置きにいく感覚などが構築されればしめたもの。そこからは自由なアドリブを描くことができるでしょう^^
この記事が一人でも多くの方のお役に立つことを願って。。
今日もみなさんにありがとうを♪
Cheers.
最近はカルカッシの練習も始めました〜^^楽しいー!!
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