今回のジャズギター講座はジョンスコフィールド氏の主にコンディミワークを中心に解説していきます。
今回は「Ⅱ-Ⅴ-Ⅰでのフレーズからコンディミをいかにしてサウンドさせるか?」というテーマでジョンスコフィールド氏のアドリブフレーズを研究してみましょう。
まずはジョンスコフィールド氏のアドリブフレーズを確認します。
ジョンスコフィールドのコンディミ 研究 | 今回のアドリブフレーズ
上記のジョンスコフィールド氏のギターアドリブフレーズにおけるD7上でのコンディミの使い方は特に注目したいところ。
FからB♭(循環)の3度音へ行き着いたかのようなサウンドで解決ライン風に響かせています。
ですがこれもジョンスコフィールドの多用する純粋なコンディミでのアプローチです。
1,2拍目はD7の5th – 3rd – ♯9 – ♭9と下降しています。
これらはコンディミのテンションです。
G7上でのE音(コンディミノート)の入れ方がまた秀逸です。
ここでジョンスコフィールド氏はさり気な浮遊感を演出しています。
ここがE7のコードアルペジオ構成になっているのが確認できますか?