コードトーンは4声や3声などのコードの構成音のことを示しています。例えばCM7の場合コードトーンはド[C音]-ミ-[E音]ソ-[G音]-シ[B音]となります。このコードトーンはジャズの演奏に頻出するものでジャズギターを練習したことのある方は1度は耳にしたことのあるワードだと思います。
(CM7のコードトーン)
このコードトーンをある方法でつなぐことによってジャズらしい演奏を作ることができます。
ジャズギター演奏 | 参考動画
約半年前にYouTubeへ投稿した私のジャズギター講座動画が参考になると思います。このジャズギター講座動画内の練習アイデアを記事にしたのが今回のコードトーン講座記事でもあります。
ジャズギター奏法のコツ | 7度音から3度音へ
今回のジャズギター講座記事では上記の講座動画からコードトーンによるジャズギター演奏の簡単な練習における豆知識をご紹介したいと思います。
動画内でもお話ししていますが3度音と7度音の連結がコードトーンでのジャズライン形成には大きく影響します。下の譜面を見てみましょう。
(ジョーパスの演奏から確認できる7度から3度のジャズソロライン)
上記の譜面の赤く囲われた箇所は各コードのコードトーンの7度音から次のコードのコードトーンの3度音へ連結が起こっている箇所です。YouTubeのジャズギター動画講座でも使用したジョーパスの実際のギターソロのフレーズです。このことからわかるようにBeBopなジャズラインの形成にはコードトーンの連結の感覚は必要不可欠な要素でもあり、ジャズギター学習の初期段階の練習では特にジャズフレーズのストック練習よりも優先してコードトーンを練習すべきだと思います。コードトーンの理解は結果的にフレーズへの応用力と対応力などが全然違ってきます。いち早くジャズっぽい演奏をコードトーンの練習により構築できるでしょう^^私のギターレッスンのジャズギターコースで特に重要視しているのがジャズギター演奏のアイデアの元となるものへの理解とアプローチ、そして練習法です。このコードトーンでのジャズフレーズメイク術は様々なジャズギターの演奏アイデアへとつながる良き第一歩となるでしょう。
コードトーンの演奏と練習で参考になるジャズ教本
ジャズギターリスト ジョーパスのソロ教本です。ジョーパスの譜面はジャズギターでもソロギターによる演奏の譜面が多く出回っている印象ですが、このコピー譜面はジャズらしいシングルライン(単音弾き)を中心に構成されており、軽快なジャズギターソロラインばかりで内容はかなり充実しています。コードトーンの連結練習やジャズギター(特にBebopな)演奏を目指したい方には練習用に大変オススメの1冊です。
ギター用の教本ではありませんが、Jerry Coker氏のジャズランゲージ教本も素晴らしい本です。この本はコードトーン以外にもジャズらしい演奏をジャズジャイアンツの演奏から紐解いていく生き生きしたフレージングと演奏のノリが学べる1冊です。練習のお供に是非!!
横浜、川崎、武蔵小杉のギター・ジャズギター教室 / 永井義朗 ギター教室
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