Lage Lundジャズギター・アドリブ分析 第4回
- 公開日 2018/08/16
- 最終更新日 2018/09/03
今回も前回に引き続き、Lage Lundによる「Solid」のアドリブソロを分析したいと思う。
また、前回の講座内容は以下のリンクより確認いただけるのでこちらも参考にしていただきたい。
分析するソロの音源について
今回のジャズギター講座で取り上げるLage Lundのギターソロは2014年7月29日にニューヨークのBar Next Doorで行われたLage Lund Trioによるライブにて披露されたSonny Rollins作曲のブルース「Solid」の演奏から。
この演奏に正式な録音のリリースはなくオーディエンスショットによるものである。
動画のソースは現在もYouTubeにアップロードされており視聴が可能だが、私が以前Lage Lundによるギターソロ部分を採譜したものを重ねたヴァージョンをここでは紹介しておくこととする。
今回は9コーラス目(1:33〜)のピックアップ部分からLage Lundのジャズギタースタイルを紐解いていきたいと思う。
まずは今回取り上げていくLage Lundによるギターソロの全容をご確認いただこう。
今回題材としているLage Lundの「Solid」は以下のリンクにてフルトランスクリプションの販売を行なっているので学習に合わせてお使いいただければと思う。
トライアドを理解することが重要
また、Lage Lundの演奏を理解するにはトライアドの理解力が問われる。
ギターの指板上にてトライアドを練習するに最高の条件と考える練習法を考案したギター教則本を過去にリリースしているので興味のある方は下記リンクより確認いただければと思う。
Lage Lundのジャズギター・アドリブソロの解説
Lage Lund ジャズギター・スタイル分析 ピックアップ部分
B♭のブルースにおけるトニックをメジャーからマイナーに変更し展開されたアドリブソロである。
さらにB♭マイナーのⅤを主音とするFマイナーをブレンドしアドリブソロが演奏される。Lage Lundが得意とする