カウンターポイントの可能性とハーモナイズへの転用
- 公開日 2017/06/14
- 最終更新日 2018/08/11
こんばんは。
先日はドロップコードについての可能性やギターでの流用、実際のテーマにアイデアを当てはめて理論的な観点や実践的な側面から確認していきましたが、今回はカウンターポイント(対位法)について簡単にお話をしていこうと思います。
先日のギターレッスンブログ : ドロップコードによるテーマのハーモナイズ
そもそもカウンターポイントとは?
カウンターポイントとはインターバルを指します。
単音で演奏する場合メロディーとカテゴライズされ、3音以上の音を同時に演奏することでハーモニーとカテゴライズすることができます。
2音の可能性では情報が少ない為、どの音をルートに持たせるかでコードのキャラクターが変化してしまい、しっかりとコードのキャラクターを掴むことができません。
その為2音の可能性はカウンターポイントとしてカテゴライズされます。
4種のカウンターポイント
カウンターポイントには4種類のムーヴメントがあります。
4種類全てのカウンターポイントのルールに則ってテーマをハーモナイズしてみましたのでご参考になれば嬉しいです。
2音が同じ方向に同じ距離で動く
パラレルモーション
この例では全てを長6度のインターバルで構築しています。
平行で機械的なカウンターポイントの動きによるサウンドが独特の訛りを演出しています。
2音が同じ方向に異なる距離で動く
シミラーモーション
シミラーモーションではキーのダイアトニックに沿ってインターバルを変化させるルールで利用することが可能です。キーの制約に乗っ取ってのサウンドチョイスになるのでメロディアスな演出になります。
2音が異なる方向へ移動する
コントラリーモーション
コードトーンから半音下がるようなモーションをつけてみました。コントラリーのメロディーとは別の流れは、コードトーンを始点とすると機能すると思います。
2音のうち一方のみが動く
オブリークモーション
コードコンピングのアイデアとしても良い動きですね。指の動き可能性を考え、それを体に染み込ませるように練習する必用があります。
近々カウンターポイントに関してのギターレッスン動画を作成してみようと思います。
ぜひご期待ください。
Cheers.