今回のジャズギターレッスンブログはKurt Rosenwinkel氏によるギターアドリブフレーズを研究していきます。
今回参考にするのはKurt Rosenwinkel氏によるオリジナルチューンの「Brooklyn Sometimes」よりギターアドリブフレーズの一節を採用し研究/分析をしていきたいと思います。
今回も最後までよろしくお願いします。
今回はKurt Rosenwinkel氏のオリジナルチューンという事もあり、スタンダードソングなどではまず見かけないコードサウンドの構成となっています。
Kurt Rosenwinkel氏のアドリブフレーズを採譜した箇所はこの楽曲のDセクションにあたります。
Dセクションはスリリングな半音での進行となっており、コンテンポラリーな雰囲気を演出しています。
この中をKurt Rosenwinkel氏は見事にアドリブフレーズをつなげていきます。
まずは参考譜面とサウンドから確認していきましょう。
ライナーとブロック
Kurt Rosenwinkel氏のラインはウネウネする。
そんな印象を抱く方は多いと思います。
コード進行の影響ももちろんありますが、アドリブフレーズのビルド法にもそのウネウネ要素を感じさせます。
ここでは以前John Coltrane氏のアドリブフレーズを研究した際に用いたブロックとライナーの2つの観点でKurt Rosenwinkel氏のアドリブフレーズを分析していきたいと思います。
今回採用したKurt Rosenwinkel氏のソロが長いので、
まずは前半部としてアドリブソロのピックアップからアドリブフレーズ2小節目までをチェックしてみます。
ソロのピックアップ
ピックアップのG7上ではGミクソリディアンの下降のように感じます。
4つの音に区切って考えてみましょう。