今回のジャズギター・レッスンブログでは前回に引き続き、Jesse Van Rullerの「Along Came Betty」におけるジャズギター・アドリブ術を紐解いていきます。
演奏のデータ
以前取り上げた「Jesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第10回」の記事では、今回取り上げているJesse Van Rullerの演奏収録盤のデータやジャズ・スタンダードである「Along Came Betty」の楽曲解説をしていますので合わせてご覧頂ければと思います。
Jesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第10回
「Along Came Betty」 ソロトランスクリプションの紹介
今回取り上げているJesse Van Rullerによる「Along Came Betty」のジャズギター・トランスクリプションを下記のリンクにて販売中です。
興味のある方は今回の学習に合わせて是非とも活用してみてください。
Jazz Guitar Transcriptions
Jesse Van Rullerのアドリブ演奏術
今回はJesse Van Rullerによるドミナントのアプローチを紹介します。
まずはフレーズの流れを確認してみましょう。
今回はJesse Van Rullerによるギターソロ第4小節のF♯7におけるJesse Van Rullerのジャズギター・アドリブ術に注目します。
ギターソロの分析
Jesse Van Rullerは第1,2拍をベースコードであるF♯7のコードアルペジオで上昇しギターソロを演奏しています。
第3拍からF♯7の♭9th音を軸に半音上のメロデックマイナーへアドリブの軸を移動させ、さらにコードアルペジオで上昇していきます。
第3拍ウラからはGメロディック・マイナースケールを順次下降させる形でフレージングしていますね。
これは