Jesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第4回

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  • 公開日 2018/09/01
  • 最終更新日 2018/09/13

今回のジャズギター・レッスンブログで参考とするフレージングソースは前回に引き続き、ジャズ・スタンダード「Isfahan」でのJesse Van Rullerによるジャズギター・アドリブを分析していくこととする。

Jesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第1回

Jesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第2回

Jesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第3回

Jesse Van Ruller 「Live at Murphy’s Law」

「Live at Murphy’s Law」はJesse Van Rullerトリオによるスリリングな演奏が楽しめる名盤である。また本作はジャズスタンダードナンバーを中心に盛り込まれておりジャズギターの学習者には嬉しい1枚である。

アルバムタイトル Live at Murphy’s Law
参加ミュージシャン
  • Jesse Van Ruller (Gt)
  • Frans Van Der Hoeven(B)
  • Martijn Vink(Ds)
  • Jos Machtel(B on 5,6)
  • Joost Van Schaik(Ds on 5,6)
  • 楽曲
    1. Isfahan
    2. Along Came Betty
    3. The End Of A Love Affair
    4. Detour Ahead
    5. Get Out Of Town
    6. Nobody Else But Me
    7. Goodbye
    8. Sandu
    録音日 2004年 7月7日 – 7月8日

    続いて、今回のジャズギター・レッスンブログで題材とするJesse Van Rullerが演奏したジャズ・スタンダード「Ishafan」について少し触れていくことにする。

    ジャズ・スタンダード「Isfahan」について

    IsfahanはDuke EllingtonとBilly Strayhornにより作曲された、イランの首都名をタイトルとする楽曲である。
    Duke Ellington楽団がかつてリリースした組曲集の一つである極東組曲 (The Far East Suite)に「Isfahan」は収録されている。

    Duke Ellington楽団による組曲集は極東組曲 (The Far East Suite)の他にもラテン・アメリカ組曲ラテン・アメリカ組曲女王組曲などが存在する。

    極東組曲 (The Far East Suite)

    ラテン・アメリカ組曲

    ニューオーリンズ組曲

    女王組曲

    Isfahanが収録された極東組曲 (The Far East Suite)は1966年12月に録音され、翌年1967年にリリースされている。




    「Isfahan」のコード進行

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    「Isfahan」のコード進行

    「Isfahan」はAセクションBセクションCセクションとの3つのセクションにより構成される。

    AセクションではD♭ MajorA Majorの長3度違いによる2つのメジャーキーの軸を往来するような印象である。

    上記のコード進行は「Duke Ellington Real Book」に掲載されているコード進行を元にしている。




    それでは、これよりJesse Van Rullerのジャズギター・スタイルを分析していくこととする。

    Jesse Van Ruller ジャズギターソロの解説


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    Jesse Van Ruller ジャズギター分析 ギターソロの全容


    今回のJesse Van Rullerのジャズギター・アドリブ分析対象となるフレージングは全体で第1コーラスの第31小節 – 34小節までを対象としている。

    Isfahan – Jesse Van Ruller Trio

    今回取り上げているJesse Van Rullerによる「Isfahan」のジャズギター・トランスクリプションを下記のリンクにて販売中である。
    (ゴールド会員の方はJesse Van Ruller ジャズギター・アドリブ分析 第1回のページ下部の会員コンテンツよりJesse Van Rullerによるジャズギター・アドリブ完全コピー譜面を無料でダウンロードいただけます。)

    興味のある方は学習に合わせて活用いただければと思う。

    Jazz Guitar Transcriptions

    Jesse Van Ruller ジャズギター・スタイル分析 第1小節

    第1小節から第2小節第1拍までE♭7を想定したギターソロをJesse Van Rullerは演奏している。


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    Jesse Van Ruller ジャズギター分析 E♭ドミナント想定のギターソロ


    第1拍にはD♭メジャー7 コード・アルペジオによる演奏が確認できる。

    D♭メジャー7は、ベースコードであるE♭7に対して♭Ⅶメジャー7となり、ナチュラル系テンションを保有するドミナント・スケールを表現する際に用いられる代理コードである。


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    Jesse Van Ruller ジャズギター分析 ♭Ⅶメジャー7による代理


    第2拍ウラからはFメジャー・トライアドが演奏されている。ベースコードのE♭7に対するⅡメジャー・トライアドとなりこれは、